自律神経と顎関節症

口を大きく開けられない、物を食べる時に痛みが出る…といった、顎の症状でお悩みではありませんか?

  • 食事のときなどに、口を大きく開けることができない
  • 口を開け閉めするときに、顎からガクッという音がする
  • 顎に慢性的な痛みがあって、最近は頭痛もするようになってきた
  • 噛み合わせが悪く、物をうまく噛めない
  • 食いしばりが強く、いつも顎のあたりが緊張している

どれかが思い当たる方もご安心下さい。

盛岡市のたくや整体院ならそのお悩みを解決できます!

顎関節症とは?

顎関節症は、顎関節に発生した様々な症状のことを言います。

様々な症状と言っても、大きく分けて『口を開けたり閉めたりするときの痛み』と『口が十分開けられない、もしくは開けるときにガクッと音が鳴る』の2つに大別することができます。

また、他には人によって頭痛などを伴うこともあります。

そして顎関節の問題は、自律神経の問題とも深く関わっています

それは、顎関節症によって生じやすい口の開け閉めの問題や顔面の痛みの感覚、物を咀嚼するときの舌の動きの不調など、いずれも自律神経の働きによるものだからなのです。

 

この顎関節と自律神経の問題は『卵が先か、にわとりが先か』のように、どちらに原因があるとは断定することはできません。

ただひとつだけ言えるのは、顎関節症がある方の多くが自律神経も乱れているということなのです。

顎関節症の原因

顎関節症も、実に様々な原因によって起こりますが、ここでは痛みについての原因と、動きに制限や異常が起こる原因に分けてご説明していきます。

顎関節症の痛みの原因 その1

顎関節症の痛みには、まず常に食いしばっているために起こる噛む筋肉の過度な緊張によるものがあります。

これは主に日中の食いしばりによるものや、夜寝ている時の歯ぎしりなどによるものがあります。

このような場合、噛む筋肉が緊張しすぎて緩まなくなっているケースが多いので、まずはその筋肉の緊張を緩めていく必要があります。

 

また、食いしばりや歯ぎしりなど、歯を噛みしめている行為というのは、心理面も大きく関わっていることが多いです。

たとえば怒りや悲しみなど、吐き出せずに我慢している強い感情がある場合、歯をガチっと食いしばって、その感情が漏れ出ないようにすることがあります

また、『噛む』という行為を他の野生動物などがする場合、それは『攻撃』を意味することが多いのです。

人間も理性があるとはいえ生き物の仲間ですから、『攻撃したい』と思うことがあれば、『噛む行為=食いしばり』という反応に現れることもあります。

このような心理的な問題が隠れている場合、いかにそういった感情を安全に適切に解消していけるかが改善のカギとなります。

顎関節症の痛みの原因 その2

様々な要因で顎関節そのものの動きが悪くなって、動かそうとしたときに痛みが出ることもあります。

顎関節は他の関節とは違い、口を開ける時には関節が自ら外れるような動きをするのです。

もちろん、外れるといってもその動き自体は正常なもので、口を閉じる動きの時には自然と元の位置に戻ります。

 

ただ、食いしばりが強くなりすぎて関節面が強固に密着しすぎていたり、顎関節そのものに歪みが生じていたり、顔面に何らかの衝撃を受けた外傷などがあったりすると、関節のスムーズな動きが出来なくなり、動かそうとすると痛みが生じることもあるのです

顎関節に生じた歪みについては後述しますが、特に外傷によるものでは顎の状態次第によって外科的治療が必要なケースもあります。

それ以外では関節の動きに関係する筋肉を緩めていき、少しずつ関節を動かしていけるようなリハビリ的運動も必要になります。

顎関節症の痛みの原因 その3

噛み合わせの悪さも痛みの原因となることがあります。

これは顎関節の痛みだけにとどまらず、頭痛など他の痛みに波及することもあります。

なぜなら、噛み合わせの悪さが無意識のうちに口や顎の緊張を作り出してしまい、痛みが生じてしまうからです

 

この場合は、専門家に噛み合わせの調整をしてもらうのが最も望ましいのですが、その際ひとつ注意が必要です。

それは、噛み合わせを改善させようとするときは、身体の歪みも同時に改善させなければならないということです

人の身体を一種の構造物として見た場合、身体の上部にある歯の噛み合わせに問題が生じているケースでは、土台となる身体そのものにも歪みが生じていることが多いのです。

 

歪んだ土台にあるものを調整しても、土台が正しい状態でなければ、その土台に合わせて再び歪みが生じてしまいます。

身体に歪みが残ったままで噛み合わせだけを調整しても、崩れた土台がまた噛み合わせの悪化を招いてしまうのです。

噛み合わせに問題がある方は、ご自身の身体も歪んでいると思ってそちらも一度チェックしてみた方が良いでしょう。

口が十分に開けられない原因

口が十分に開けない原因としては、上述の顎関節の痛みによるものがまずあげられます。

口を開け閉めして痛ければ、十分に口を開けないのも当然ですよね。

他には、口を開けるための筋肉の過度な緊張や、関節の歪みなどで動きが制限されているケースもあります。

 

ものを噛むための筋肉がありますので、当然ですが口を開けるための筋肉も存在します。

これらの筋肉や、場合によっては靭帯などが過度に緊張していると、口が十分に開けなくなることもあるのです。

顎関節の歪みはケガなどの外傷がない場合、ほとんどが生活習慣によって起こります。

代表的なものをあげると『食事のときの片噛み』『頬杖をついた姿勢』『どちらか片側だけを下にしての就寝』などがあります。

顎関節の歪みを整えるのは当然必要ですが、その際歪みを作りやすい生活習慣がないかどうか、改めてチェックしてみることも大切です。

口を開け閉めするときにガクッと音がなる原因

顎関節症の中には、口を開け閉めするときに『ガクッ』と音がするケースもあります。

痛みを伴うケースや伴わないケースいずれもありますが、この原因は顎関節の関節面にあります。

顎関節の関節面には、動きをスムーズにしたり、関節にかかる衝撃をやわらげたりする『関節円板』というものがあります。

膝にある『半月板』の顎関節バージョンとイメージしていただければ分かりやすいかと思います。

 

この関節円板ですが、関節の動きに合わせて前後に動いてくれるのですが、何らかの原因で引っかかって戻らなくなってしまうこともあるのです

この引っかかって動かなくなった関節円板を、下あごの関節面が乗り越えようとするときに『ガクッ』と音がするのです

関節円板がずれてしまう原因も様々ありますが、代表的なものとして『過度に硬いものを噛もうとする行為』や『食いしばり癖』『顎関節の慢性的な歪み』といったものがあげられます。

 

関節円板がどの方向にずれてしまったかにもよりますが、それを元の位置に戻すことも可能ですので、気になってもあまりガクガク鳴らさないようにした方が良いです。

と言うのも、繰り返すことによって関節面に炎症が生じて、さらに悪化することもあるからです。

顎関節症によって引き起こされる自律神経症状

冒頭でも書きましたが、顎関節は自律神経の働きに大きく関わっています。

特に、顎関節があるのは頭の骨の『側頭骨』というところ(下の写真の中ではオレンジの骨)です。

ご覧になればお分かりと思いますが、顎関節のすぐそばに耳の穴があります。

つまり顎関節症のある方は、耳に関連した症状…たとえば耳鳴りなどは起こりやすい症状と言えます。

 

また、耳の奥にはバランスを保つための三半規管もありますから、めまいも起こりやすくなります。

他には頭痛、うつ状態、食べ物などの飲み込みづらさ…といったことも起こりやすくなります。

そのため、顎関節症でお悩みの方だけではなく、自律神経の乱れでお悩みの方も、ご自身に顎関節症が隠れていないか早めにチェックされてみることをおすすめいたします。

ご安心下さい!当院がなかなか治らない顎関節症からあなたを救います!

顎関節症ほど、自律神経の問題に影響を及ぼすものはないと言っても過言ではありません。そのため、顎関節症がある場合は早めに改善させておく必要があるのです。

噛み合わせや顎関節の歪みの改善はもちろん必要ですが、実は身体から改善させる必要があるということは、あまり知られていません。さらに、心理的な要因から起こるということも見逃されているケースが実は多いのです。

盛岡市のたくや整体院では顎関節症でお悩みの方に、次のような施術などで対応しております。

  1. 身体を優しく揺らすようにして、首や全身の歪みを整えていきます。
  2. 口を開け閉めする筋肉や、顎関節の歪みが強いケースでは、身体に過度な負担とならないように個々に調整を加えていきます。
  3. 姿勢の乱れや、生活習慣や食習慣に原因が隠れいるケースでは、それぞれの指導も併せて行っていきます。
  4. 心理的な問題が隠れていると思われるケースでは、ご希望に応じてカウンセリングで対応させていただきます。

 

いずれの施術も、必要以上に痛くしたり、無理やり行ったりするようなことはありませんのでご安心下さい。

当院にはなかなか治らない顎関節症について、心身ともに解消させる技術があります。一度ご相談下さい。

たくや整体院 院長 藤嶋琢也【この記事の著者】
たくや整体院 院長 藤嶋琢也

【所属】
・日本自律神経研究会
・日本DRT協会
・セロトニン活性療法協会
・SEJapan(Somatelic Experiencing Japan)

【主な資格】
2014年
日本自律神経研究会
自律心体療法アドバンスコース

2017年
日本DRT協会 マスターインストラクター

2019年
セロトニン活性療法協会 上級調律師

2023年
SEP(ソマティック・エクスペリエンシング・プラクティショナー)
日本DRT協会 オーソライズドプログラム

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