うつ病と自律神経について

うつ病と自律神経の関係性

うつ病と自律神経には、深い関係性があります。

実はうつ病は単独で急に現れるものではなく、その前に自律神経が乱れたサインが出てくることが多いのです。

自律神経とは

自律神経とは、私たちの体の中で自動的に働いてくれる神経のことです。

その役割は、たとえば心臓を動かしたり、食べたものを消化したり、体温を調節したりと、生きていく上で絶対に必要なところをコントロールするのが主なものです。

自律神経には、主に活動するときに働く交感神経と、主に休むときに働く副交感神経があります。

交感神経と副交感神経のバランス

この2つの神経が、状況や場面に応じてバランスを取りながら働いてくれることによって、私たちは何の問題もなく生活したりすることが出来るのです。

自律神経を使う=エネルギーの消費

その自律神経の働きは、下の図のような『刺激』⇒『自律神経による調整』⇒『反応』といったサイクルを繰り返しています。

たとえば、『暑さ』というのもひとつの刺激です。

それを受けて、自律神経は『体温を下げなければ…』と判断して体内を調整し、『汗をかく』という反応を起こします。

 

体の中では、常にこのようなサイクルが起きています。

そして、この刺激に対して自律神経の働きで調整を行うとき、体はエネルギーを消費しているのです

極度のエネルギー低下が自律失調症やうつを招く

このエネルギーの消費が、自律神経失調症やうつの直接的な原因です

エネルギーがなくなってしまうと、自律神経の働きも低下しますが、低下が比較的軽いうちは、しっかり休めば回復します。

ところが、休む時間が少なくなったり、元々持っているエネルギーの総量が少ないなど、何らかの理由でエネルギーが極度に低下してしまうと、一晩二晩寝ても回復しないことがあります。

こうなってくると体は異常事態と判断して、警告のような反応を示してきます。

これがいわゆる『自律神経失調症』から起こる症状なのです。

ここでしっかり対策を取れれば良いのですが、何も対策を行わなかったり、一時しのぎで済ますような対応をしたりすると、体のエネルギーはさらに低下します。

そうなってくると、少し寝て回復するどころではなく、日常の活動すらスムーズに行えなくなったりします。

自律神経失調症の状況の流れ

こうなってしまうと、もはや立派な『うつ』と言ってよいでしょう。

このような症状に当てはまる方はうつ病や自律神経失調症の可能性があります。

  • 病院では異常なしと言われたけどいつも頭が重かったり頭痛がしたりする。
  • 忙しくなったり緊張したりするとめまいや耳鳴りが起こる。
  • あまり食欲がなくお腹の調子も良くない。あまり動いたりしていないのに疲れやすい。
  • 長時間集中して物事に取り組むことができない。
  • 夜なかなか寝付けない、もしくは十分眠ってないのに朝早く目が覚めてしまう。
  • 病院では異常なしと言われたけど時々心臓の鼓動が早くなる。
  • 太ったわけではないのに体が異常に重く感じる。
  • とにかく仕事や勉強・家事などにやる気が出ない。

いずれの症状も、病気が隠れていないか、まずは一度病院で検査してもらって下さい。

ただ病院で何も異常が見つからない場合は、エネルギー低下からの自律神経失調症やうつが起こっているとみて、ほぼ間違いないです。

エネルギーが極度に低下してしまう要因

エネルギーが極度に減ってしまうのには様々な要因がありますが、主だったものとしては次のようなものがあります。

酸素の低下

エネルギーは私たちが摂った栄養と、呼吸して取り込んだ酸素から作られます。

そのため、酸素が不足してしまうと、作られるエネルギーの量が低下していってしまうのです

無意識のうちに呼吸が浅くなっていたり、息が止まってしまうような場面が多かったりすると、エネルギーの低下が早まっていってしまいます。

栄養の過不足

私たちのエネルギーは酸素のともに栄養が必要です。

現代の日本で栄養不足になるケースはあまりないように感じますが、十分食べているのに栄養が足りてなかったり、逆に必要以上に食べ過ぎてしまっているため内臓の消化が追い付かず、結果的に栄養不足になっているケースが少なくないのです。

また、アルコールやたばこのニコチン、他にはカフェインや食品添加物などは、体にとって一種の毒物と言えます。

このようなものを摂りすぎていた場合、毒物の分解にエネルギーが費やされてしまい、結果的にエネルギー不足に陥ってしまうこともあるのです。

感情の抑圧

私たちは生きていく中で、様々な感情が生まれてきます。

社会生活を営む中では、それを全て出すことは出来ないですが、過剰に感情を抑えすぎてもエネルギーが低下していってしまいます。

それは感情を抑えるために、その感情以上のエネルギーが必要となるからです

過剰なストレス

ストレスというのは、言い換えれば刺激です。

『刺激』⇒『調整』⇒『反応』というサイクルは最初にお伝えしましたが、刺激量や刺激の回数が多ければ、当然自律神経にかかる負担も大きくなります

私たちは生きていく上で、ある程度のストレスは受けなければなりません。

ストレスがまったくない状態だと、体は弱っていってしまうからです。

 

ただ、現代ではストレスが少なすぎるより、圧倒的に過剰になっていることの方が多いです。

このストレスを、いかに減らしていけるかがとても大事になってきます。

うつについて

  • 意欲が出ない喜べない笑えない
  • 朝に起きれない・体が重く感じる
  • ストレスを感じると睡眠障害になる
  • 集中力や思考力の低下
  • 死について考える

このようなお悩みがある方は、うつに陥っていると考えて良いでしょう。

現代ではうつに陥った方は、投薬治療を行うのが多いですが、うつの根本的な原因は、長年にわたってのエネルギーの過度な低下です

薬が全く不要というわけではありませんが、このエネルギーの回復を行わなければ、うつからの回復は見込めないのです。

このエネルギーの回復を目指す場合、心の回復より先に、体の回復を行った方が良いです

何故かというと、体の方が土台となるからです。

『健全な精神は健全な肉体に宿る』という言葉もあるように、体が健全になってくれなければ、心も健全にはなってくれません。

心が先に健全になって、それに伴って体も…ということにはならないのです。

2つのタイプのうつ

うつには、2つのタイプがあります。

いずれもうつには違いないのですが、対策の仕方を間違うと、なかなか回復してくれないということも起こります。

メランコリー(親和型)うつ

このタイプのうつは、真面目な頑張り屋さんがなりやすい…というのが特徴です。

  • 責任感が強く誠実な人
  • 仕事の能力が高い人
  • 主婦の場合も家事や育児、仕事まで頑張ってこなしてしまう良妻賢母の人

こういった方は、頑張ることになんのためらいも躊躇もありません。

頑張るということが、その人のアイデンティティとなっていることもあります。

しかしその頑張りを生み出すためには、自身のエネルギーをどんどん使っていく必要があるのです

その結果、エネルギーの枯渇が起きてしまい、最終的にはうつへと発展していってしまうのです。

このような方は、基本的には休んでエネルギーを回復させてあげなければなりません。

 

ところが、ひとつ注意点があります。

このタイプの方は、少しエネルギーが溜まってくると、すぐに使い果たしてしまう癖があるのです

ちょっと動けるようになったから、頑張って家事をしたり、少し元気になった気がするから、今日は仕事を頑張ってみようとなったり…。

そうすると、やっと溜まってきたエネルギーを、また使い果たしてしまうことになるのです。

このタイプのうつの場合、十分にエネルギーが溜まるまでは、あまり使い過ぎないように注意していかなければなりません。

 

非定型(新型・逃避型)うつ

このタイプのうつは、ストレスへの耐久力が低く、他の人から見れば些細に思えるストレスでも逃避してしまう…というのが特徴です。

  • 責任ある仕事をやりたがらない
  • 問題があると他人のせいにする
  • うつであることを隠さない
  • 気分の波が大きい
  • 多くは過食や過眠になる
  • 嫌な事をしているときは症状が出るが自分が好きな事をしているときは症状が出ない
  • 体重が増える場合も多い

従来のうつからは考えられないタイプですが、本人は決してワガママでもサボっているわけでもなく、本当に苦しいのです。

このタイプのうつは、エネルギーそのものが低下しているというより、エネルギーを溜め込む器そのものが育っていないのです。

 

私たちは幼い頃から大人になるまで、その年齢にふさわしいストレスを受けて育っていきます。

たとえば、小学生の頃には小学生なりのストレスが、中学生・高校生になるとさらに高度なストレスを受けてきます。

実はそうすることによって、ストレスへの耐久力が高まり、それに比例するようにエネルギーの器も大きくなっていくのです

ところが様々な事情で、ストレスと向き合うことをせず、早い段階からストレスから逃げることを繰り返すと、ストレスへの耐久力も育たなくなってしまうのです。

そうなると、いざ大人になってストレスと向き合おうとしても、体の方でストレスから逃げようとする反応が起こってしまい、それがうつへと発展してしまうのです。

 

このタイプの場合も、実はエネルギーは少なくなっていることが多いので、まずはしっかり休むことが必要です。

ただそれとともに、エネルギーの器をしっかり育てていく必要があります

まずは小さなストレスに取り組むことから始めて、それを乗り越えていくようにするのです。

その際に大切なのは、周りの人だけではなく自分自身でも、ストレスを乗り越えられたことをしっかり認めてあげるということです

 

これを繰り返すことで、エネルギーの器は少しずつ大きくなってくれるのです。

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盛岡市のたくや整体院の院長挨拶

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