自律神経と動悸
急に心臓がバクバクしてしまう動悸に悩まされていませんか?
- 何の前ぶれもなく、急に心臓がバクバクしてくる
- リラックスできているはずなのに、急に動悸がしてくる
- いつ動悸が現れるかが不安で、出かけることが怖くなってしまう
どれかが思い当たる方もご安心下さい。
当院ならそのお悩みを解決できます!
単なる動悸…と思う前に
動悸は、自律神経の乱れから起こりやすい症状のひとつです。
ただ、自律神経の乱れを疑う前に、動悸が起こったら一度病院を受診してみて下さい。
ケースとして多くはありませんが、中には心臓の病気から起こる動悸というケースもあります。
特に健康診断で、過去に心電図などで問題を指摘された方は、一度専門医を受診しておいた方が良いでしょう。
動悸が起こる原因
心臓は、交感神経が優位になると動きが早くなり、副交感神経が優位になると動きがゆっくりになる…と言われています。
ただ本当のところは、心臓は何の制約もない状態であれば、1分間に120~130回ほどの回数動くのです。
軽い運動をしているレベルの心拍数ですね。
そこに副交感神経の一部である『迷走神経』が介入することで、1分間に60~80回の回数に落ち着いているのです。
普段の状態であれば『迷走神経』が働いて、心拍数を60~80回/分くらいにコントロールしてくれているのですが、運動したり何かストレスにさらされた時は『迷走神経』の介入が外れて、心拍数が上昇していくのです。
つまり、動悸が起こるときは『迷走神経』が弱ってるなどして、しっかり働けていない状態なのです。
迷走神経ってなに?
迷走神経は副交感神経の一部ですが、副交感神経の約80%を占めていて、もはや迷走神経そのものが副交感神経と言っても差し支えないくらいの神経です。
迷走神経が関わる場所も、口の中から内臓ほぼ全般と、とても広い範囲をカバーしています。
また、迷走神経はその発生学的にも、呼吸や、生き物がえさを食べるといった行動と深く関係しています。
その過程の中で、霊長類(人間や一部の猿たち)にとっては、仲間うちで食べ物を分け合ったりして社会性を維持する際にも、この迷走神経が働くようになっていきました。
迷走神経を安定して働かせるためには…
そのため、動悸を落ち着かせるためには、まず迷走神経が正しく働くようにする必要があります。
安心感を感じる
人間の祖先は、単独行動では天敵にすぐ襲われてしまうので、集団生活をするように進化していきました。
迷走神経は、その集団生活していく際に必要な安心感と深く関わっています。
そのため、迷走神経を働かせるためには、この『安心感』というのがとても重要なキーワードになってきます。
この『安心感』は人間どうしのコミュニケーションだけではなく、たとえば他の生き物の世話をするといった行為でも高まっていきます。
そのため、ペットなどの生き物や、場合によっては庭や鉢植えの植物の世話をするということでも、迷走神経は高まっていってくれます。
また、皮膚と皮膚のふれあいや接触も、迷走神経には有効です。
なので、不快に感じない範囲で誰かにマッサージしてもらったり、普段の生活でスキンシップを行っていくことも、迷走神経には良いでしょう。
交感神経の興奮を完了させる
実は副交感神経は、交感神経が興奮しているときは高まってくれません。
交感神経が下がってくれることで、初めて高まってくれるのです。
交感神経は、感情で言えば『怒り』や『恐れ』を感じたときや、『戦うか逃げるか』を選ばなければならない場面で興奮していきます。
このとき、湧きおこった『怒り』や『恐れ』の感情を吐き出したり、『戦うか逃げるか』を選択できたときに、初めて交感神経の興奮は収まってくれるのです。
現実の世界では、勝手に怒りを吐き出すことは難しいですし、むやみやたら誰かと戦うということもできません。
でも実際にそのようなことができなくても、疑似的に怒りを吐き出したり、戦ったり逃げたりすれば良いのです。
たとえば、個々の運動能力のレベルに合わせて運動をする、大きな声で叫んだり歌ったりしてみる…といったことでも、交感神経の興奮は収まりやすくなるのです。
深呼吸などで身体に酸素を取り込む
呼吸は、息を吸うときに交感神経が、吐くときに副交感神経が働きます。
また、呼吸が早くなってくると交感神経が、ゆっくりとした深い呼吸をすると副交感神経が働くようになっています。
そのため、深呼吸を行うということも、迷走神経を働かせるにはとても効果的です。
身体に酸素が不足すると、身体はできるだけ早く酸素を巡らせようとして、心臓の拍動を早めようとします。
特に、仕事や家事、勉強などで一生懸命になっているときほど、呼吸が浅くなったり、場合によっては息を止めているようなときもあります。
また、身体の中で最も酸素を消費する場所は、脳です。
頭で色々考えすぎる癖があったり、不眠などで脳の疲労が取り去れていない方は、脳が過度に酸素を消費しすぎている状態のこともあります。
そのため、そちらの方も解消させてあげる必要があります。
身体に酸素を行き渡らせるような深呼吸を行うと同時に、脳の疲労や考えすぎの改善も、動悸の改善には有効と言えるでしょう。
動悸を起こす心理的要因
過去に受けたツラい出来事や、思い出したくないトラウマも、動悸を引き起こすことがあります。
このとき『もう過去の出来事だから…』と思っていたとしても、それは頭の中だけのこと。
実際は身体の方に、そのとき感じた脅威がしっかり刻み込まれているのです。
たとえば、以前事故に遭って、そのときの相手の車が赤い車だったとしましょう。
事故の傷や記憶が癒えたとしても、実は身体の方に赤い車は怖いものだ…という恐怖が刻み込まれている…そんなこともあるのです。
このような場合は、ひとりで解決するのが難しいことも少なくありません。
カウンセリングなどを行える専門家にご相談してみた方が良いでしょう。
ご安心下さい!当院がなかなか治らない動悸からあなたを救います!
動悸が起きやすくなる身体的な問題としては、まず酸素不足がありますので、ちゃんと深く呼吸ができる、また酸素を過度に消費し過ぎない身体にしていくことは、回復に向けて必須と言えます。
また、交感神経と副交感神経のバランスを整えるだけではなく、交感神経の高まりを完了させること、副交感神経が働くための安心感を感じてもらうことも大切です。
過去のトラウマから動悸が引き起こされるようなケースでは、そのトラウマとなっている出来事に対しても心理的アプローチも必要になってきます。
盛岡市のたくや整体院では動悸でお悩みの方に、次のような施術などで対応しております。
- 深く呼吸ができない状態の方には、優しく揺らすような施術で身体の歪みを整えて、呼吸しやすい状態にしていきます。
- 内臓の歪みが横隔膜の動きを阻害しているようであれば、呼吸しやすいよう内臓の調整も併せて行っていきます。
- 脳の疲労解消のため、頭の骨の調整も併せて行っていきます。
- 過去のトラウマや、考えすぎる癖があるようなケースでは、カウンセリングも行っていきます。
いずれの施術も、必要以上に痛くしたり、無理やり行ったりするようなことはありませんのでご安心下さい。
当院にはなかなか治らない顎関節症について、心身ともに解消させる技術があります。一度ご相談下さい。