起立性調節障害について

朝なかなか起きられない、頭痛などで学校に行けない…といった、子供さんの症状でお悩みではありませんか?

  • 学校に行く時間になっても、子どもがなかなか布団やベッドから起きられない
  • 学校にやっと行けても、常に頭痛やだるさに襲われ勉強が手に付かない
  • 家にいる時は元気だけど、学校に行こうとすると頭痛や腹痛を訴える
  • 薬を飲んでも、朝起きられない状態がなかなか改善しない

どれかが思い当たる方もご安心下さい。

当院ならそのお悩みを解決できます!

起立性調節障害とは?

起立性調節障害は、主に10代の子どもさんに現れる自律神経失調症の一種です。

よく現れる症状としては、血圧の低下、腹痛、頭痛、動悸、疲れやすさなどですが、これは個人差があって、必ずしも同じような症状が現れるとは限りません。

似たような病名に起立性低血圧というのもありますが、これは(起立性=立ち上がる)と、(低血圧=クラっとする)…いわゆる立ちくらみです。

子どもの頃に経験されたという方、またはそういった状態になった同級生を見たという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

似たような病名ですが、起立性低血圧は起立性調節障害の症状の一つと考えて下さい。

また起立性低血圧も、十数秒じっとしていたら落ち着く軽症のものから、数時間横にならなければ回復しないといった重症のものまで、個人差が大きいというのも特徴のひとつです。

起立性調節障害の原因

原因は、思春期特有の身体の急成長に伴って自律神経が乱れる『純然たる起立性調節障害』と、様々なストレスが複合的に絡んで現れる『多くの原因による起立性調節障害』を分けて考える必要があります。

純然たる起立性調節障害

身体の急成長のみの純然たる起立性調節障害は、身体の成長スピードに自律神経の働きが追い付かなくなることで起こります

もしも、身体の急成長と症状が現れた時期が一致しているのなら、この可能性が高いと考えられます。

この場合、身体の成長に自律神経の働きが追い付いてくれれば、自然と良くなってくれることもあります

また、ただ単に成長を待つだけではなく、食事をはじめとした生活習慣の見直しや、成長による身体の緊張を緩めて自律神経を働きやすくしてあげるだけでも、症状の緩和が早まります。これは比較的短期間で改善するケースが多いです。

多くの原因による起立性調節障害

ただ、現代において純然たる起立性調整障害のケースは少なくなってきています。

それだけ現代は、多くのストレスが子どもさんにかかっていると言えるのです。

思春期特有の身体の急成長以外で、起立性調節障害を引き起こす原因には、次のようなものが考えられます。

生活習慣・食習慣の問題

そもそも成長期の子どもさんは、自律神経の働きが大人に比べて、まだまだ不安定になりやすい時期です。

そこに拍車をかける大きなもののひとつが、生活習慣・食習慣の乱れです。

 

現代の生活習慣で最も影響が大きいものは、スマホの使い過ぎです

よく影響が大きいと言われているスマホのブルーライトですが、最近はブルーライトカットのツールなどで、影響は思っているほど大きくありません。

ただ、実はブルーライトよりもっと悪影響を与える要素があるのです。

それは、スマホ画面の色。ブルーライトは目の網膜に影響を与えますが、スマホ画面の色は網膜を通り越して、脳幹にストレスを与えるのです

脳幹というのは、脳の最も深い場所にある原始的な脳で、主に生命維持などに関わっています。

自律神経もこの脳幹から神経の枝を伸ばしていますので、脳幹がストレスを受けると、当然ですが自律神経もバランスが崩れやすくなってしまうのです。

 

加えて、脳が正常に機能するために必要な、脳が浸っている脳脊髄液の流れ。

この脳脊髄液の流れも、スマホを見るようなずっと下を向く姿勢を続けると流れの滞りが起こりやすくなり、脳が疲れていってしまいます。

そのため、まだ身体が発達しきっていない子どもさんがスマホを使いすぎると、脳そのものがダメージを受けることになってしまうのです

 

また、食習慣で影響が大きいのがカフェインなどの交感神経を刺激する物質ですが、子どもさんの場合それ以上に気を付けなければならないものがあります。

それはスナック菓子をはじめとした加工食品や、お店で売られているお弁当やお惣菜などです

こういった商品に使われているもので特に気を付けなければならないのが、グルタミン酸です(多くは商品の原材料にアミノ酸と記載して販売されています)。

グルタミン酸はご存知の方も多いかと思いますがアミノ酸の一種で、コンブなどの旨味成分の素です。

問題は、そのグルタミン酸を人工的に抽出・結晶化させていること。

 

実はグルタミン酸は神経から神経へ情報を伝える神経伝達物質という側面もあるのですが、あまりに高濃度のグルタミン酸を摂ると、神経が過敏になってしまうのです

子どもさんが、じっとしていられない・落ち着きがない・夜になっても寝てくれない…という事で詳しくお話をお聞きしたら、実はグルタミン酸を過剰に摂取していた…ということも少なくありません。

神経が過敏になるので夜もなかなか寝られず、その結果朝になっても起きられない…というケースは、実はけっこう多いのです。

 

このように生活習慣や食習慣に問題がある場合、まずはそこの改善から行います。

スマホを使いすぎているのでしたら、まずは使う時間を減らしてみたり、連続で使用せず休憩を挟むようにするなどです。

また食習慣については、スナック菓子を一時止めた方が良いです。

ただ、家庭で食事を作っているお母さんたちには少し負担になりますが、食事で使っている化学調味料や和風調味料を控えるというのも有効です。

成長・発達の問題

赤ちゃんは成長していく過程で、様々な動きなどを行い、その中で成長後の身体の基礎を作っていきます。

 

たとえば代表的なものが『ハイハイ』の動き。

ハイハイは一見すると単なる四つん這いの動きに見えますが、あれは赤ちゃんが立ち上がるための予行演習の動きでもあるのです。

ただ、まれにハイハイをやらずに立ち上がろうとしたり、変わったハイハイの動きになっている赤ちゃんもいます。

この場合、成長していっても身体の軸が不安定な状態になってしまい、思春期に自律神経が安定しない原因となることもあります

また、出生から2歳くらいまでの間にだけ現れる『原始反射』という身体の動きがあります。

分かりやすいものだと、赤ちゃんの掌に触ると手を握る動きをしますが、通常であればこれは成長とともに見られなくなっていきます。

 

ただ、まれにこの原始反射が残っているケースもあるのです。

原始反射が残っている場合は発達障害が疑われますが、実はパッと見ただけでは分からない残り方をするケースもあります。

そうなると成長していってもなかなか気付かれず、起立性調節障害を引き起こす原因に…ということも少なくないのです

発育での問題や原始反射の残存は、一般の方では気付きづらいことも少なくありません。

おかしいな…と思ったら、一度専門の方にご相談してみた方が良いでしょう。

学校生活の問題

たとえば、学校でいじめに遭っている、勉強についていけない、部活の顧問や先輩が厳しすぎる…といった悩みがあると、当然ですが学校に行きたいと思わなくなります。

こういった心理的な問題も、実は身体の反応として現れることが少なくないのです。

心理的な問題は、特に腸にその反応を起こすことが多いです

腸の活動が過敏になる場合、『怒り』や『恐れ』といった感情が隠れているケースがあります(腸が過敏な方全てにこういった感情が隠れているというわけではありません)。

また、『悲しい』という感情は胃や腸の動きをストップさせて、消化不良を引き起こすこともあります。

 

学校生活に過剰なストレスを抱えていると、当然ですが学校に行かなければならない…と思うだけで交感神経が強く反応します。

最初のうちはそれを我慢していても、あまりに過剰になった交感神経によって、いずれは自律神経がバランスを崩してしまうことになりかねません。

その結果、思春期の自律神経バランスの崩れと重なって、様々な症状を引き起こしやすくなってしまうのです。

このような場合、無理やり学校へ行かせようとするのは逆効果となります。

保護者をはじめとした周りの大人が『無視して学校に行かなくてもいいんだよ』と伝えてあげる方が良いでしょう。

幸い現代ではフリースクールなど、学校以外でも学べる場が数多く存在します。

こういった場所を活用して、子どもさんがストレスなく学べる環境を与えてあげる方が、結果的に改善に向かうケースが少なくないのです。

家庭環境の問題

学校生活でのストレスも子どもさんに影響を与えますが、それ以上に大きな影響を与えるのが家庭環境です。

家庭環境の問題の場合、親子の間で問題があるケースや、両親の仲が良くないというケースなどがあります

たとえば親子の間での問題は、子どもが委縮してしまうくらい親が高圧的な態度で叱ったりしつけたりするケースや、それとは逆に親が子どもにあまりに無関心…というケースがあります。

また、幼少期に母親との絆を深めるのを『愛着形成』と言いますが、ネグレクト(育児放棄)や母親が仕事などで忙しすぎたり、すぐ下に弟や妹が生まれて、まだ母親に甘えたいのに甘えさせてもらえなかった…というような愛着形成が不完全な場合も、成長とともに自律神経のバランスの崩れを起こしやすくなります

 

また、両親が不仲というのも子供さんにとっては大きなストレスとなります。

子どもさんは小さい時には、養育者に守ってもらわなければなりません。


ところがその養育者である両親の仲が悪くなると、自分がこの家で守ってもらえて生きていけるのか…と強い不安感に襲われてしまうのです

そうなると幼少期から常に交感神経を過剰に働かせなければならず、やがて自律神経が疲弊してしまうことにつながってしまいます。

 

家庭の問題は様々なケースがあり、簡単に改善できないことも多くあります。

ただ、もし家庭の問題から子供さんの状態が良くないのでは…と疑うのでしたら、まずはお父さんやお母さんご自身の幼少期に、何らかの問題がなかったか思い返してみて下さい

ご両親のそういった問題が、現在子どもさんに影響を与えていることが、実は少なくないのです。

ご安心下さい!当院がなかなか治らない起立性調節障害からお子さんを救います!

代表的な原因を書きましたが、子供さんに現れる症状には、大人がなかなか気付いてあげられない原因が隠れているケースが多くあります。ただ、子供さんに起立性調節障害の症状が見られる場合、自律神経の不安定さからくる身体の歪みや過度な緊張、それと食事や生活習慣の乱れはほぼあると思って良いでしょう。こちらを整えるだけで問題がなくなるケースも多いですし、そこまでに至らなくても症状の軽減はほとんどのケースで見られます。成長や発達の問題には、通過すべきだった成長過程での動きや、消失しなかった原始反射をなくさせるために、適切な運動やリハビリを行っていく必要があります。

当院では起立性調節障害でお悩みの子供さんに、次のような施術などで対応しております。

  1. 成長期特有の身体のこわばりや、骨格の歪みなどが見られるケースが多いので、身体に負担をかけすぎないようこれらを整える施術を行っていきます。
  2. 自律神経が適切に働くよう、頭の歪みや内臓の歪みも整えていきます。
  3. 食生活や生活習慣の問題はともに探っていき、持続可能な範囲での改善策をご提案いたします。
  4. 成長や発達の問題が見られる場合、施術に加えて適切な運動やリハビリなども行っていきます。
  5. 学校生活や家庭環境の問題については、当院だけで解決できないケースもありますが、可能な範囲でご相談に耳を傾けてまいります。また家庭の問題の場合、お父さんやお母さんのお悩みが根底にあるケースも少なくありません。必要とみられるケースでは、子供さんだけではなく親御さんに対してのカウンセリングもご提案差し上げます(必ず受けなければならないということではありません)。

いずれの施術も、必要以上に痛くしたり、無理やり行ったりするようなことはありませんのでご安心下さい。

当院にはなかなか治らない起立性調節障害について、心身ともに解消させる技術があります。一度ご相談下さい。

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たくや整体院 院長 藤嶋琢也【この記事の著者】
たくや整体院 院長 藤嶋琢也

【所属】
・日本自律神経研究会
・日本DRT協会
・セロトニン活性療法協会
・SEJapan(Somatelic Experiencing Japan)

【主な資格】
2014年
日本自律神経研究会
自律心体療法アドバンスコース

2017年
日本DRT協会 マスターインストラクター

2019年
セロトニン活性療法協会 上級調律師

2023年
SEP(ソマティック・エクスペリエンシング・プラクティショナー)
日本DRT協会 オーソライズドプログラム