自律神経と頭痛

締め付けられるような痛みや、ズキズキとした痛みの頭痛で、薬を飲んでも改善されず悩まされていませんか?

  • ほぼ毎日、頭痛が起きない日がない…というくらい頭痛に悩まされている
  • 頭の痛みで、仕事や家事、勉強などに集中して取り組めない
  • 病院では異常は見つからなかったけど、頭痛はずっと続いている
  • 以前は頭痛薬で痛みが治まっていたけど、最近は薬も効きづらくなってきた

どれかが思い当たる方もご安心下さい。

当院ならそのお悩みを解決できます!

すぐに医療機関で診てもらった方が良い頭痛の特徴

頭痛の中には、命に直結しかねない病気から発生したものもあります。

単なる頭痛…とは思わず、次のような症状も起きた場合、迷わず病院で診てもらうようにして下さい。

  • 目が上下に細かく動いている(脳に何らかの異常が起こっているサインです)
  • バットで頭を殴られたような、急にやってくる激烈な頭痛(くも膜下出血の可能性が高いです)
  • 意識を失うか、意識を保っていられない(熱中症などの可能性があります)
  • 姿勢を保てなくなったり、急に力が入らなくなるといった、筋肉の急激な脱力状態(脳梗塞などが考えられます)

ただ実際、このようなケースは頭痛全体のわずか数パーセントです。

なので、ほとんどの場合ここまでに至ることはないでしょう。

一般的な頭痛の分類

命に直結しないような頭痛は、主に『片頭痛』『緊張性頭痛』『群発性頭痛』の3つに分類されます。

ただ、それぞれ発生原因も違うため、対処法を誤るとかえって痛みが増してしまう場合もあるので、注意が必要です。

片頭痛について

片頭痛の原因

自律神経は通常、活動したり緊張した状態のときは、交感神経が優位になります。

交感神経が優位な状態の時は、血管は収縮して細くなります。

これ自体は、正常な身体の反応です。

というのも、活動する時や緊張状態に対応しなければならない時は、栄養や酸素を身体に行き渡らせ、すぐに動ける状態にしなければならないからです。

 

ホースの先を指で絞った時、水がより遠くまで飛んでいきますが、それと同じ原理で血管が細くなることで、血液が身体の隅々まで行き渡るようになるからです。

そして交感神経が優位な状態から解放されると、入れ替わるように副交感神経が優位になりますが、その際血管も元の太さに戻ります。

この時の頭の中では、太さが戻った血管が、近くにある『三叉神経』という神経に触れてしまうことで、痛みが発生してしまうのです。

表向きはこれが片頭痛の原因と言われていますが、実はこの裏にはもう一つ、あまり知られていない原因が潜んでいます。

 

血管も筋肉で出来ているので、長期間交感神経が優位な状態が続いてしまうと、血管も硬くなり、なかなか緩まなくなってしまいます(動脈硬化で硬くなるのとは違います)。

そうすると、副交感神経が優位になったのに、なかなか血管が元の太さに戻らない場所も出てきてしまうのです。

戻りづらい場所があれば、その反動で硬くなっていない場所は広がりやすくなり、結果的に正常な範囲より太くなってしまいます

すると、通常では触れることはない三叉神経にも触れてしまい、痛みが発生してしまうのです。

片頭痛への対処法

広がりすぎてしまった血管を少し細く戻してあげるだけで、痛みは緩和されます。

そのため、血管を細める作用がある交感神経が働くよう、たとえばカフェインを摂ったりすることを推奨されるケースもあります。

たしかにカフェインが含まれているコーヒーなどを飲めば、片頭痛の痛みは和らぎます。

ただ、片頭痛の根本的な問題は、交感神経が過剰に優位な状態が続いてしまうことなので、カフェインをさらに摂って交感神経を優位にさせてしまうと、余計に治りづらくなってしまいます

そのため、片頭痛に対しての根本的な改善には、優位になりすぎた交感神経の働きを抑えて、いかにバランスよく副交感神経を働かせられるかがカギとなります。

 

それでも『痛みがひどくて我慢できない…』ということもあるでしょう。

そのため一時的に痛みを緩和することも必要ですが、その際は痛い場所を冷やしてあげることが有効です。

冷やしてあげることで、身体は体温の低下を防ごうとして、広がった血管は細くなるからです。

カフェインなどを摂って全身的に働きかけるより、こちらの方がよりピンポイントで片頭痛が緩和されるでしょう。

緊張性頭痛について

緊張性頭痛の原因

緊張性頭痛はその名の通り、筋肉の過度な『緊張』から生じる頭痛です。

頭痛に発展しやすい場所は、首や肩ですが、他には背中や、顎を動かす筋肉からというケースもあります。

このような場合、硬くなっている筋肉を緩めてあげると、頭痛は緩和されることが多いですが、実はここにも落とし穴があるのです。

 

猫背などのような崩れた姿勢が習慣になっていると、筋肉もそういった姿勢を保とうとして、緊張が強くなっていってしまいます

こういった姿勢のまま、首や肩の筋肉をマッサージなどで緩めても、実はすぐに硬さが戻っていってしまうのです。

そのため、もしも姿勢の崩れなどが見られる場合は、その姿勢の改善も併せて行っていく必要があります

また、筋肉の過度な緊張は、身体の問題だけではなく、メンタルの問題から発生することもあります。

たとえば、人間関係などで過去に大変ツラく苦しい経験をされた人は、近くに人がいるだけで身体が極度の緊張状態に陥ってしまうこともあります。

このような場合も、マッサージなどで身体の緊張を緩めるだけでは一時的な緩和になってしまい、根本的な改善には至りません。

緊張性頭痛への対処法

緊張性頭痛は、とにかく過度な筋肉の緊張を緩めてあげることが、改善への第一歩となります。

そのためにはマッサージなどだけではなく、生活習慣そのものを見直していくことも必要です。

 

身体が緊張状態にある人は、副交感神経よりは交感神経の方が常に優位になっています。

過度な交感神経の興奮を鎮めてあげることも必要ですが、交感神経をしっかり使い切る目的で、運動を始めるのも有効です。

交感神経は『戦うか逃げるか』という場面でより働きますので、そういう意識で誰かと勝負するような運動だと、さらに良いでしょう。

 

また逆に、副交感神経を働かせて身体をリラックスさせるのも有効です。

たとえば、温泉に入って身体を温めるとか、動物や癒し系のキャラクターと触れ合ってみるというのも悪くないでしょう。

『温める』というのは、緊張性頭痛の緩和におけるキーワードのひとつです。

 

たとえば、痛い場所をホットタオルなどでしばらく温めてあげると、固まった筋肉が緩んで血流も回復して、痛みが軽くなることもあります。

これは片頭痛緩和のため冷やすのとは逆のことなので、今の痛みが片頭痛か緊張性頭痛かを判断する目安にもなります

 

他には、スケジュールを詰め込み過ぎない、食事は時間をかけてゆっくり食べるようにする、あまり夜更かししないようにする…といった生活習慣の見直しも有効です。

群発性頭痛について

群発性頭痛の原因と対処法

片頭痛や緊張性頭痛と違い、実は群発性頭痛には現時点でも明確な原因や対処法は確立されていません。

ただ、女性より男性に多いということ、それに加えて飲酒や喫煙、気圧の急激な変化や睡眠不足などにより、頭痛が誘発されると言われています。

もしも『群発性頭痛かな…』と思われたら、まずはお酒とたばこを控えてみて、睡眠時間を確保した規則正しい生活を心がけてみて下さい。

頭痛薬について

我慢できない頭痛に襲われた時には頭痛薬に頼りたくなります。

ただ、ここにも注意が必要です。

 

そのひとつは、頭痛薬は頭痛の症状を抑える効果はありますが、根本から治すものではないという点です。

そのため、『痛いから…』という理由で飲み続けてしまうと、本当の原因が改善されず、さらに問題が大きくなってしまうということになりかねないのです。

また、服用を続けることで身体薬への耐性が出来てしまい、薬の効果が得られづらくなることもあります。

 

そのため、安易に頭痛薬に頼ることはせず、頭痛薬はどうしても痛みを抑えたい場面のみで使う方が良いでしょう。

ご安心下さい!当院がなかなか治らない頭痛からあなたを救います!

片頭痛と緊張性頭痛は発生原因がそれぞれ違いますが、唯一共通しているのが、交感神経が過度に優位な状態が長く続いていた…という点です。

そのため、交感神経の働きを抑えて、いかに副交感神経が働ける状態の身体にしていくかが改善のカギとなります。

片頭痛については、カフェイン依存や、休みを作らないワークホリック的な働き方をしている方もいますので、そういった点があればそこの見直しも必要となります。

緊張性頭痛では、身体の過度な緊張が、過去のストレスやトラウマから引き起こされているケースもありますので、その場合はメンタルケアも必要となります。

 

盛岡市のたくや整体院では頭痛でお悩みの方に、次のような施術などで対応しております。

  1. 身体に負担をかけない優しく揺らすような施術で首や全身の歪みを整え、交感神経の過度な緊張を取り除いていきます。
  2. それに加えて、副交感神経が働きやすくなるよう、頭や内臓の歪みも調整していきます。
  3. 姿勢の崩れや、生活習慣の問題があるケースでは、そちらの指導も併せて行っていきます。
  4. 心理的な問題が隠れていると思われるケースでは、ご希望に応じてカウンセリングで対応させていただきます。

 

いずれの施術も、必要以上に痛くしたり、無理やり行ったりするようなことはありませんのでご安心下さい。

当院にはなかなか治らない頭痛について、心身ともに解消させる技術があります。一度ご相談下さい。