自律神経と便秘・下痢

便秘や下痢はいずれも、自律神経失調症でよく現れる症状の一つです

胃や腸といった消化器系の機能は、自律神経の働きと大きな関係があります。

私たちに限らず、ほぼ全ての哺乳類に言えることなのですが、交感神経が優位になると腸の運動は停滞し、逆に副交感神経が優位になると腸は活発に働くようになります。つまり便秘も下痢もストレスを溜め込んで交感神経が過剰に優位になっている可能性があるのです。

便秘の場合は腸の蠕動運動が少なくなって、便が長時間腸内に留まってしまっていることが考えられます。また、下痢の場合は、大腸の便からの水分吸収が機能しなくなり、かなり緩い状態で排出されていることが考えられます。

消化器系にはもともと、自らの力で正常な機能を回復させる能力があります。

便秘や下痢の解消には薬ではなく、自律神経を整えることが大事

ですから、自律神経が整うことによって、自然と便秘や下痢も解消に導かれていくのです。

腸は副交感神経の支配によって機能していきます。そのため、回復にはいかにこの副交感神経を上げていくかがカギになります。

仕事などであまりにも忙しくしている場合、まずは休息できる時間と場所を確保するようにして下さい。その際交感神経を高めるカフェイン入りの飲み物や辛いものなどの刺激物は控えた方が良いでしょう。

思い切ってぷち断食もおすすめです

また、思い切って消化器系を休ませるという方法もあります。

便秘や下痢が常態化している方の中には、日々の食事を3食習慣で摂っている方も多いです。

そこで、本当にお腹が空くまで食事を摂らないようにするのです。こうすることによって疲れ切った腸は休むことができ、より正常な排泄が促されていくのです。

ただし、便秘の中には腸閉塞のように腸の形状に問題があるものや大腸がんなどが、また下痢には大腸の潰瘍や食中毒などの細菌感染の可能性もあります。あまりにも激烈な症状や、長期にわたっての症状の場合は一度医療機関で検査してみてからの方が良いでしょう。