自律神経と便秘・下痢

なかなか改善しない便秘や下痢、お腹の張りなどでお悩みではありませんか?

お腹の状態が気になっている女性

  • 便秘や下痢がなかなか改善されないで困っている
  • 食事にも気を付けているつもりだけど…
  • お通じの時に腹痛も伴うことが多い
  • お腹にガスが溜まりやすく人前に出るのが不安だ…

どれかが思い当たる方もご安心下さい。

当院ならそのお悩みを解決できます!

自律神経の問題を疑う前に…

便秘や下痢など、お通じに関係する症状は、たしかに自律神経の乱れから引き起こされることは多いです。

ただ、いきなり自律神経の問題と考える前に、まずは重大な病気によるものかどうか、専門の医療機関で検査してみることをお勧めします。

顔面蒼白になっている女性

一例として、50歳以上で便秘と下痢を繰り返すようだったら、一度大腸がんの検査をしてみた方が良いでしょう。

もし病院の検査で治療が必要なほどの病気が見つからない場合は、自律神経の乱れによるものと考えた方が良いでしょう。

便秘や下痢に良い食品

便秘や下痢の改善には、たしかに安定した自律神経の働きは必要ですが、それ以前にまずは食事の見直しから行った方が良いでしょう。

一般的にはですが、便秘には『食物繊維』、下痢には腸内環境改善のため『発酵食品』や『乳酸菌食品』などが有効です。

 

これらの食品はたしかに便秘や下痢には有効ですが、その中でも便秘改善には有効とされる食物繊維は、摂り方を間違えると逆に悪化させてしまうこともあります。

そのため、ご自身の便秘がどのようなタイプなのかを知ることがとても重要なのです。

便の量が足りなくて出づらい

便の量が少なければ、いくらトイレで息んでもなかなか出てくれません。

この場合有効なのは、水に溶けない『不溶性食物繊維』です。

 

不溶性食物繊維は、便に混ざっても溶けずに、便のかさを増やす効果があります。

また、食物繊維の刺激によって腸の動きも促されるので、一石二鳥の効果が期待できるのです。

芋掘りをしている男の子

不溶性食物繊維が含まれている食材は、野菜ではゴボウが有名ですが、他にもイモ類や豆類、キノコ類などにも多く含まれています。

便が硬くなったり、増えすぎたりして出づらい

便が硬くなったり、その硬い便が増えすぎてしまうと、なかなか排便することも難しくなります。

この場合、いかに便を柔らかくできるかがカギですが、それに有効なのが『水溶性食物繊維』です。

 

水に溶ける水溶性食物繊維は、便に混ざると水を含ませてくれる効果があり、便が柔らかくなってくれるのです。

また水溶性食物繊維には、血糖値やコレステロールの上昇を抑えてくれる効果もあります。

海中に漂っている海藻

水溶性食物繊維が多く含まれている食材は、主にこんにゃくや海藻類、果物類などです。

これはできれば控えた方が良い…という食材

どんなに食事に気を遣っても、同じくらい悪影響を及ぼすものを食べていれば、その効果は半減します。

便秘だけではなく下痢でも、まず控えてほしい食材…それはお砂糖です。

砂糖も便秘の原因の一つです

なぜかというと、お砂糖は腸内細菌に作用して、善玉菌を減らすなど全体のバランスを崩してしまう作用があるからです。

お料理にも使ったりしますので、完全に断つことは難しいですが、お菓子を控えたり甘い飲み物を控えたりするところから実践してみて下さい。

 

他に腸内環境に良くない食材としては、小麦粉・人工甘味料・加工食品・スナック菓子などがあります。

思い当たるものがあれば、まずはこれらを口にする機会を減らすところから始めてみて下さい。

過敏性腸症候群とは

繰り返す便秘や下痢が、食事の見直しだけで改善しない場合、『過敏性腸症候群』の可能性が高くなります。

『過敏性腸症候群』とは、特別な原因がないのに便秘や下痢が繰り返されるもので、腹痛を伴うことも多いです。

お腹の痛みを我慢している女性

『過敏性腸症候群』のハッキリとした原因はまだ不明ですが、溜め込んだストレスと、それによる自律神経の乱れが関係しているのではないか…と言われています。

 

腸の動きは、自律神経の副交感神経が優位になると活発になってくれます。

つまり、ストレスなどで交感神経が優位な状態が続くと、腸は動きづらくなって便秘へと発展したり、その反動で下痢に波及したりするのです。

元気がない腸内細菌

だったら、いつもリラックスした状態でいると、腸にも良いのでは…と考えてしまいそうになりますが、これも実は問題があります。

 

そもそも、交感神経が働いたあと副交感神経にスイッチが入ることによって、私たちの身体はリラックスした状態になるのです。

そのため、常に副交感神経が優位な状態は作られづらいのですが、それでも副交感神経が過剰になってしまうと、むしろ私たちの身体は動かすことが苦痛になってしまい、いわゆる『うつ状態』へと入ってしまうのです。

 

交感神経と副交感神経は、いかにバランスよく働けるかがとても重要なのです。

脳と腸の関係性

『過敏性腸症候群』のような繰り返される便秘と下痢には、様々な感情も大きく関係してきます。

 

脳と腸には『腸脳相関(ちょうのうそうかん)』といって、お互いの状態がそれぞれに影響しあう仕組みがあります。

簡単に言うと、腸の状態が良くないときは気持ちも晴やかにならない…、また感情が穏やかではないときは、腸にも悪影響が出やすくなってしまう…といったことです。

頬杖をついてため息をもらしている女性

 

つまり、感情が安定しなくなると、腸にも悪影響が出て、便秘や下痢が起きやすくなってしまうのです。

 

感情の変化による腸の状態には、主に次のような反応があります。

『怒り』の感情を抱えると、胃酸が増えて胃の痛みが増したり、腸の動きが過敏になって便が緩くなったりします。

『悲しみ』の感情を抱えると、胃の動きも腸の動きも停滞して、胃もたれや便秘が起きやすくなったりします。

『恐れ』の感情を抱えると、胃の動きは停滞して胃もたれする反面、腸の動きは過敏になって便が緩くなったりします。

怒っている顔の女性

すべての便秘や下痢の症状にこのような感情の浮き沈みがあるとは言いませんが、『過敏性腸症候群』には意外とこういった感情が発端になっているケースも少なくありません。

 

ただ、これらの感情が悪いというわけではありません。

感情が沸き起こるのはとても自然なことなので、それを溜め込まないようにすることの方が、腸の状態の改善にもつながってくるのです。

 

※参考文献:エムラン・メイヤー著『腸と脳』

小腸内細菌異常増殖症とは

お腹の症状には便秘や下痢の他に、お腹にガスが溜まりやすいというものもあります。

上記の食事の見直しや、ストレスの軽減などを行ってもお腹がガスで張ってしまう場合は、『小腸内細菌異常増殖症』を疑ってみた方が良いでしょう。

お腹の調子が悪くなってきている女性

『小腸内細菌異常増殖症』とは、ある特定の食材を食べると、小腸の中で異常にガスが発生するというものです。

ポイントは、大腸ではなく小腸に症状を出させるということです。

 

上記の便秘や下痢に良い食材というのは、主に大腸に対してのものですが、実は大腸には良くても、小腸には悪影響を出させるというものがあるのです。

この場合、それらの食材の見直しも必要になってきます。

野菜や果物

『小腸内細菌異常増殖症』を引き起こしやすい食材は、その頭文字をとって『FODMAP(フォドマップ)』と呼ばれています。

F…発酵性の糖質全般(これは次にあげる食材の表題みたいな位置づけです)

O…オリゴ糖(豆類、小麦、玉ねぎ、ニンニクなど)

D…二糖類・乳糖(牛乳、ヨーグルト、熟成期間が短いチーズなど)

M…単糖類(果物、はちみつなど)

A…アンド(…と)

P…ポリオール(果物、キノコ類など)

野菜やキノコ、こんにゃく

この場合、FODMAPに該当する食材を徹底的に断って、ひとつひとつの食材を食べていって、身体の反応をみていくようにすると良いでしょう。

 

また、『小腸内細菌異常増殖症』を引き起こしやすい原因のひとつとして、腸のぜん動運動の低下もあります。

なぜ腸のぜん動運動が低下するのか、詳しいところはまだ判明していません。

 

お腹の痛みに苦しんでいる男性

ただ、ストレスから副交感神経の働きが低下すると、腸のぜん動運動も低下しやすくなります。

そのため、自律神経がバランスよく働けるようになるのは改善にむけての第一歩とも言えるでしょう。

ご安心下さい!当院がなかなか治らない便秘や下痢から、あなたを救います!

便秘や下痢の改善には食事の見直しは不可欠ですが、合う食材合わない食材はその人によって違ってきます。そのため普段食べているものや、それを食べてのお腹の反応などを細かくチェックしていく必要があります。また、感情をうまく吐き出せず、ご自身では意識していなくても、我慢して抑え込んでいることも少なくありません。このようなケースでは交感神経がなかなか下がらず、身体も緊張が緩まなくなっていることが多いです。緊張した身体では感情を吐き出すことも難しくなりますので、このような場合はまず身体の緊張を緩めていくことが必要となります。

 

当院では便秘や下痢でお悩みの方に、次のような施術などで対応しております。

  1. 背骨を優しく揺らすような施術で、身体の歪みを解消させていき、必要な方には内臓の調整も行い、自律神経が正常に働けるよう促していきます。
  2. 患者さんの食事内容についてのお話も伺い、持続可能な範囲での食事指導も行っていきます。
  3. 感情をうまく吐き出せない方には、ご希望に応じてカウンセリングやボディワークなども行い、溜め込んだ感情を出していけるようサポートしていきます。

いずれの施術も、必要以上に痛くしたり、無理やり行ったりするようなことはありませんのでご安心下さい。

 

当院にはなかなか治らない便秘や下痢について、心身ともに解消させる技術があります。一度ご相談下さい。

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