自律神経とのどの詰まり感・飲み込みづらさ
不快な喉の詰まり感や、物の飲み込みづらさでお悩みではありませんか?
- 病院では異常なしと言われたのに、ふとした時に喉が詰まるような感覚になって苦しくなる
- 食べ物や飲み物を飲み込む時に、喉元で引っかかる感じがする
- 喉の詰まり感から、息苦しさや吐き気を感じることがある
- 喉が詰まった感じで、最近は声も出づらくなったような気がする
どれかが思い当たる方もご安心下さい。
当院ならそのお悩みを解決できます!
喉の詰まり感や、物が飲み込みづらくなる原因
喉の詰まり感や、物が飲み込みづらくなる原因には、大きく身体的なものと、心理的なものに分けることが出来ます。
ただ、明確にこの2つが線引きされるものではなく、両方の原因がからんでいるケースも少なくありません。
身体的な原因
身体的な原因には主に『喉の筋肉の緊張』『唾液の質』『喉に流れ落ちる鼻水』といったものがあります。
これらの原因に共通しているのは、いずれも不安定になった自律神経によるものという点です。
喉の筋肉の緊張
物を飲み込む動きは、喉にある『舌骨(下の図の赤い丸で示しているのが舌骨です)』という骨と下あごの間にある筋肉が一度緊張・収縮してのどの入り口で食べ物などを一塊にして、その後『舌骨』から下の筋肉が緊張・収縮することで飲み込み、食べ物などが食道を通って胃に落ちていきます。
※カラー人体解剖学より抜粋
このように物を飲み込むときには喉の筋肉がきちんと動く必要があるのです。
ただ、何らかの理由でこの筋肉が常に緊張して動きが悪くなれば、当然ですが飲み込みづらさを感じてしまいます。
これは最近よく耳にする病名で『ヒステリー球』というものですが、耳鼻咽喉科では『咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)』という病名で診断されることもあります。
この喉の筋肉の緊張は、自律神経の交感神経が過剰に働くと起こってきます。
もともと交感神経が優位になると筋肉は緊張しやすく、副交感神経が優位になると筋肉は緩みやすくなります。
そのため交感神経が優位になると喉の筋肉も緊張して飲み込みづらくなるのですが、それだけではなく実は喉が詰まるような違和感も現れます。
これは構造上、喉の筋肉の緊張が喉自体を締め付けるようになってしまうためです。
このように喉の筋肉の緊張から喉の違和感・飲み込みづらさがある場合、何らかのストレスで交感神経が優位になっている可能性がかなり高いのです。
唾液の質
普段口の中に分泌される唾液の質によっても、喉が詰まりやすくなったり飲み込みづらさを感じたりします。
唾液には大きく2種類の性質のものがあって、サラサラしたほとんど水のような唾液と、ネバネバした口の中や喉に絡みつくような唾液に分かれます。
リラックスして副交感神経が優位な時は前者のサラサラした唾液が、緊張して交感神経が優位な時は後者のネバネバした唾液が、それぞれ多く分泌されるのです。
唾液は食べ物を最初に分解する消化液であると同時に、食べ物を飲み込みやすくする潤滑油のような役割もあります。
そのため、交感神経優位のときのネバネバした唾液では、喉で引っかかるようになってしまい、食べ物を飲み込みづらくなってしまうのです。
また、口の中がこのような状態になってしまうのには、交感神経が過剰に働く他に、唾液が分泌されづらくなるような生活習慣の影響もあります。
たとえば、口呼吸を主に行っていると『ドライマウス』になりやすく、唾液の分泌量が低下してしまいます。
他にも唾液を分泌するためには咀嚼運動も欠かせないのですが、あまり咀嚼せずに済む柔らかいものばかり食べていたり、早食いなどであまり咀嚼しないような食事習慣は、唾液の分泌量を低下させやすくなってしまいます。
思い当たるものがあれば、ますはこういった習慣の見直しから行ってみた方が良いでしょう。
喉に流れ落ちる鼻水
これは『後鼻漏(こうびろう)』という症状によるものです。
鼻の中では、1日に1.5リットルほどの鼻水が作られるのですが、その大半が外に出るわけではなく、実は半分以上が喉に流れ落ちて、無意識のうちに飲み込んでいるのです。
この鼻水の粘りが強かったり、量が多くなったりしますと、喉の違和感や飲み込みづらい感覚が伴ってくるのです。
後鼻漏になりやすいものとしては『副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)』や『アレルギー性鼻炎』、『加齢に伴うもの』などがありますが、実は自律神経の乱れにつながる頭の骨の歪みから、鼻水を排出させづらくなって生じるというケースもあります。
これらの中で副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎があれば、まずはその治療を先に行いましょう。
ただ、これらの原因が見られないのに、後鼻漏の症状で悩まされているケースも実は少なくありません。
なぜ目立った原因が見つからないのに、後鼻漏で悩まされてしまうのでしょうか。
その答えは、『喉の感覚が過敏になってしまった』からです。
もともと正常でも、喉の奥には1リットル近くの鼻水が流れ込んでいきます。
身体が正常であれば、それが気になることはありませんが、喉の感覚が過敏になってしまうと、その流れ込む鼻水も過敏に感じられて、喉の不快感へとつながっていくのです。
そして、そのように感覚が過敏になってしまう主な原因は『身体の酸素欠乏』によるものなのです。
交感神経の興奮が長く続くと、呼吸も浅く早くなっていき、徐々に取り込める酸素が不足していってしまいます。
その状態が長く続くと、全身的に感覚が過敏になっていきますが、特に喉にその過敏さが現れてしまうと、後鼻漏から喉の詰まり感を感じてしまいやすくなるのです。
心理的な原因
喉の詰まり感や、物の飲み込みづらさは、心理的な要因で現れることもあります。
それは『言葉にして吐き出したい』感情と、『それを吐き出してはいけない』という感情のせめぎ合いがあるケースです。
私たちは様々なストレスを受けた時、そのストレスを緩和させるために色々な形でそれを外に吐き出そうとします。
そのひとつが、声として気持ちや感情を吐き出す行為です。
ただ、外に吐き出そうという身体の反応とは裏腹に、『ここでそんなこと言っちゃダメ!』という防御反応が逆に働いて、声の出口である喉の筋肉を緊張させ、締め付けるようにしてふさいでしまうことがあります。
こうなると、喉は持続的な緊張で緩みづらくなり、それが喉の詰まり感や飲み込みづらさへと発展していってしまうのです。
この場合、溜め込んでいるストレスを軽減させることが当然必要ですが、その過程の中で大きな声を出すというのがとても有効です。
実際、心理的な原因で喉の詰まり感や飲み込みづらさを感じている方は、大きな声を出しづらくなっている…ということが少なくありません。
また、物を吐く際の嘔吐反射も瞬間的に喉を広げるような動きをします。
あくまで対症療法となりますが、たとえば歯磨きなどで『おえっ』とえづくようなことをするのも有効な方法です。
ただ、嘔吐反射が強く出てしまって実際に吐いてしまいそうになる方は、これは控えた方が良いでしょう。
ご安心下さい!当院がなかなか治らない、のどの詰まり感・飲み込みづらさからあなたを救います!
喉の詰まり感・物の飲み込みづらさでお悩みの方は、交感神経が過剰に興奮していて、それに伴い慢性的な酸素欠乏に陥っているのが共通して起こっている点です。
そのため、交感神経の過剰興奮を抑えて、自律神経が正常に働くよう促してあげる必要があります。
また、喉の筋肉の緊張には状態に応じて適度なストレッチを、唾液の問題には分泌させる唾液腺への刺激や生活習慣の見直しなど、後鼻漏に対しては頭の骨の歪みを整えたり呼吸の質を改善させるなど、それぞれの原因に対応していくことも必要です。
心理的な問題が見られる場合は、身体の問題の改善を見ていきながら、声を出すワークや心理的なストレスを軽減させるためのカウンセリングも必要になってくるケースもあります。
当院では喉の詰まり感・飲み込みづらさでお悩みの方に、次のような施術などで対応しております。
- 優しく揺らすような施術で身体の歪みを整えていき、正しい呼吸がしやすいような身体を取り戻していきます。
- 頭の骨の歪みや内臓の歪みを整えていき、自律神経が正常に働くよう促していきます。
- 呼吸の質の低下が著しい方には、正しい呼吸の仕方の指導も併せて行っていきます。
- 心理的に吐き出せない感情がある方には、身体の改善を見ていきながら、必要に応じて声を出すワークやカウンセリングなどを提案していきます。
いずれの施術も、必要以上に痛くしたり、無理やり行ったりするようなことはありませんのでご安心下さい。
当院にはなかなか治らない喉の詰まり感・飲み込みづらさについて、心身ともに解消させる技術があります。一度ご相談下さい。
※ご確認ください※ 初めて自律神経調整コースを選択される場合、予約表内の枠が40分で表示されますが、ご予約時には自動的に初診割引適応の90分枠となります。 |
※予約が埋まっている場合でも、まずは一度お電話いただき、ご相談下さい。
症状によっては対応・調整できる場合もございます。
【この記事の著者】 【主な資格】 2017年 2019年 2023年 不調に悩む方に寄り添った施術ができる理由を動画にまとめました。
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