自律神経と不安定な感情

このような感情の変化はありますか?

  • イライラする
  • よく落ち込んだり不安になったりする
  • 以前に比べてやけに怒りっぽくなった

こういった感情の波自体は生きているうえで必ずやってくるものです。

ただそれがあまりにも頻繁であったり、日常生活に支障をきたすくらいなのは困りものですね。実は自律神経失調症になると感情のコントロールがきかなくなり、これらのような不安定な感情状態になってしまうこともよくあるのです。

また、落ち込みや不安感が強く出るのはうつ病の症状でもあります。

感情を無理に抑え込むことは逆効果

こういった感情が不安定になってしまう大きな要因は、無理に感情を抑え込もうとするところにあります。

日々生活していく中で、私たちは様々な感情を生み出しています。

それらを素直に外に出せれば良いのですが、職場や家庭内、または学校などでそれをなかなか外に出せない状況に置かれることも珍しくありません。もしあまりにも素直に感情を出してしまったら、それはそれで色んな問題が生じてしまいますからね(苦笑)。

でも過度に感情を抑えてしまうと、体には無理を強いることになってしまいます。

感情を抑え込むことによる身体への影響

具体的には感情を抑えようとするのは全身の筋肉を緊張させる必要があるので、まず筋肉がより硬くなってしまいます。

また呼吸する際も深くゆっくりとした呼吸が出来ず、浅く早い呼吸になってしまいます。そうすると交感神経がより優位な状態が続いてしまいます。交感神経が優位な状態では感情を安定させるのは難しくなるので、結局悪循環に陥ってしまうことにつながりかねません。

気持ちの変化に気づいたら、身体を休ませましょう

このように不安定な感情状態のときには、まずは体を休ませてあげて下さい。

睡眠時間を十分確保したり、リラックスできる環境に身を置いたり、何らかの形で筋肉の緊張を和らげたりするのが良いでしょう。また、抑えている感情を出来るだけ外に出してあげることも必要です。ただ感情を出すと言っても、むやみやたらに出せばいいってものじゃありません。ヘタをしたら家庭内がぎくしゃくしたり、職場で居場所がなくなったりしますからね(苦笑)。

出来るだけ人のいないところで感情を出すようにして下さい。大きな声を出すのもいいですし、ひとりでカラオケで熱唱するのもいいでしょう。また体を動かすのも有効です。そしてこれが最も大変かもしれませんが、自分の抑えてる感情と向き合って下さい。自問自答するのも良いでしょう。紙に書きだしたりするのも良いでしょう。怒りっぽくなったら、その怒りは何に対してなのか。

不安に感じるなら、どんなことに対して不安を感じるのか。また、落ち込んでしまうのならとことん落ち込んでみるのもありです。そうすることによって何で落ち込んでいるのかが明確になることもあるからです。

この感情を出すということはなかなか難しいことです。というのも、私たちが幼少のころから身に着けてきた『生きる術』が集約されているからです。当院では必要な方にはカウンセリングを通してそのサポートも行っていますので、こういった症状の方はご遠慮なくご相談下さい。