自律神経と不安定な感情

感情が不安定になってしまうことでお悩みではありませんか?

  • 気持ちの浮き沈みをコントロール出来なくて、日常生活が送りにくい
  • ふとしたイライラ感から、我を忘れるくらいの怒りの感情に飲み込まれてしまう
  • 些細なことで気分が落ち込みやすくなってしまう
  • 自分ではそう思わないが、周りの人に感情の不安定さを指摘されることが多い

どれかが思い当たる方もご安心下さい。

当院ならそのお悩みを解決できます!

そもそも、なぜ感情が沸き起こるのか?

様々なストレスにさらされる現代では、怒り・悲しみ・恐れ・落ち込み…など、色々な感情に振り回されることがあります。こんなものに振り回されるくらいなら、余計な感情なんかなくなってしまえば良いのに…と思うこともあるでしょう。

ただ、このように沸き起こる感情にも当然ですが役目はあります。それは、『自分自身や自分が大切にしている人(モノ)を守るため』です。

 

例えば、怒りの感情を感じる時は、自分の家族など大切にしているものを守ろうとするために沸き起こります。

悲しみや落ち込みの感情は、傷ついた心身を回復させるためや、何かを失ってしまった喪失感を乗り越えるために沸き起こります。

恐れの感情は、自分の身を守ろうとするときに沸き起こります。

また、様々な感情が沸き起こることで、それが次の意欲や行動へとつながっていきます。なので、感情が沸き起こるということは、実は生きるためのエネルギー源であるとも言えるのです。そのため、感情が湧き起こらなくなると、生きる意欲やエネルギーも低下していってしまうのです。

とは言え、この感情が不安定になって振り回されてしまうと、生きるエネルギーどころか却って生きづらさを抱えてしまいかねません。

感情が不安定になってしまう原因

状況によって沸き起こる感情には個人差もありますので、明確にこれが原因…と断言出来るものはありません。ただ、考えられるものとしては主に次のようなものがあります。

疲労の蓄積や痛みといった身体の不調

身体に痛みや調子の良くないところがあると、当然ですが良い気分にはなれないですよね。また疲労が溜まってくると、人によっては意味もなくイライラしたり落ち込んだりすることもあるでしょう。

これには感情を感じる順番というものが影響しています。

私たちは様々な刺激を受けて、その刺激に対して感情が沸き起こってきますが、最初に反応するのは実は身体なのです。その身体の反応が心に上ってきて初めて感情が沸き起こり、それが頭に上ってきて自分自身がどういった感情を抱えているかが理解できるのです。しかし、刺激を最初に受け取る身体そのものの調子が良くないと、本来感じる必要のない感情が沸き起こったとしても不思議ではありません。

他にも身体の不調で影響が大きいものとしては、呼吸の質があります。身体に疲労や歪みなどが蓄積してしまうと、呼吸を深くすることが難しくなり、浅く早い呼吸になっていきます。こういった呼吸は自律神経の交感神経が過剰に働くことにもつながっていきます。

交感神経が過剰に興奮して沸き起こる代表的な感情は『怒り』です。つまり、呼吸の質が低下するだけで怒りの感情に囚われやすくなり、結果として感情が不安定になりやすいのです。

感情が不安定になるとまずメンタルの問題を考えてしまいがちですが、実は感情が不安定になってしまう方ほど身体の状態を安定させることがまずは不可欠なのです。

セロトニンの低下

脳内神経伝達物質のひとつであるセロトニンの働きが悪くなっても、感情の不安定さが起こります。

セロトニンは脳内神経伝達物質の司令塔的な役割があり、脳内をちょうど良いバランスに保つよう働いてくれています。そんなセロトニンですが、実は役割のひとつに『気持ちを安定させる』というものがあるのです。そのため、セロトニンが低下してしまうだけで感情も不安定になってしまうのです。

セロトニンの働きが悪くなる原因としては、不規則な生活や運動不足などがあります。なので、感情が不安定になってしまう方ほど、規則正しい生活習慣や適度な運動も併せて行ってあげる必要があるのです。

感情を必要以上に抑えてしまう

私たちが生きている限り、感情が沸き起こることは自然で当たり前のことです。ところが社会生活を営んでいると、その感情を沸き起こるまま吐き出すことが難しい場面も出てきます。これは逆に言えば、一人になった時などは思うままに感情を吐き出しても問題ないということなのですが、現実は感情を吐き出しても良い場面なのに抑え込んでしまうという方が少なくありません。実はこのように感情を抑え込みすぎることが、かえって感情の不安定さにつながってしまうのです。

感情を抑えるのには、身体の筋肉を緊張させる必要があります。感情と密接に関連している場所は内臓なので、感情を抑える癖のある方はお腹がガチガチに緊張していることが多いです。他にも言葉として出ようとするのなら喉や口の筋肉を、行動として出ようとするなら手足の筋肉を、涙としてあふれ出ようとするなら顔の筋肉をそれぞれ緊張させて、感情が出てこないようにします。

このように身体を緊張させて感情を抑える癖が出来てしまうと、いざ吐き出そうとしても筋肉が緩まず、うまく吐き出せないということが起こり得るのです。

また仮にですが、筋肉に頑張ってもらってうまく感情を抑え込めたとしましょう。ところがそれは抑え込まれているわけではなく、沸き起こった感情が身体の中でどんどん蓄積している状態なのです。あたかも、圧力が高まった圧力鍋のように…。

圧力鍋ならしっかり蓋をして、シューシューいっている場所から圧力を適度に逃がしてあげることも出来ますが、感情を抑えすぎた身体ではそういうことは簡単に出来ません。ふとしたはずみで、中の感情が爆発するように噴き出てしまうこともありますし、抑え込みすぎて自分の感情が分からなくなってしまうことも起こり得ます。

繰り返しますが、感情が沸き起こるのは自然で当たり前のことです。そして沸き起こった感情は、適切な形で外に吐き出させてあげることで、感情が不安定になることを防げるのです。

自律神経の急な切り替わり

自律神経には交感神経と副交感神経があり、双方が同時に働くことはなく、状況に応じてどちらかが優位な状態で働いてくれます。

これはよくシーソーのような動きに例えられますが、たとえば日中活動するときは交感神経が優位に働いて(シーソーの動きで言えば下がります)副交感神経は働きが弱くなります(シーソーの動きで言えば上がります)。逆に夜になると交感神経が沈静化して副交感神経が優位になります(シーソーで言えば逆転の動きになります)。

シーソー遊びを想像していただければお分かりと思いますが、実際に動かすときは上がり下がりする動きもゆっくりとした動きになりますし、下がる方は地面に触れる前に脚などをクッション代わりにして地面に強くぶつからないよう衝撃を和らげる行動をとります。交感神経と副交感神経も、通常はこのように緩やかな切り替えとなるのが正常な状態です。

ところが、もしもシーソーの動きがジェットコースター並みに早くなって、地面に激突してしまったらどうなるでしょう。シーソー遊びでしたら大怪我につながりかねませんし、自律神経だったら交感神経・副交感神経それぞれに強く振り切れた反応が出てきてしまいます。これが感情の不安定な状態と言えるのです。交感神経に振り切れたら怒りの感情が収まらなくなってしまいますし、副交感神経に振り切れたら気分がどん底まで落ち込んでしまいます。

このように自律神経のシーソーが制御出来なくなってしまう原因には様々なことが考えられますが、多くの場合幼少期からの体験が大きく影響しています。

たとえばまだ幼い頃、感情を吐き出そうとしてもそれが許されない家庭環境だったり、自分の意思に反して必要以上に良い子でいることを求められたりするのは、まだ小さな子供さんにとって大変なストレスとなります。これは言うなれば、自律神経のシーソーが硬く動かしづらいものとなっている状態です。

それでも生き延びるために自律神経は働かなければなりませんので、子供ながらも本能的にシーソーを必死に動かそうとします。本来は幼少期にスムーズな自律神経の切り替えを学んでいくのですが、こういったことを繰り返して自律神経のスムーズな切り替えが出来なくなってしまうとどうなるでしょう。そうです、成長していっても自律神経のシーソーを制御することが出来なくなってしまうのです…。

あくまで分かりやすく例として挙げましたが、このような体験があると自律神経の切り替えがスムーズにいかず、結果として感情が不安定になってしまうのです。

ご安心下さい!当院がなかなか治らない不安定な感情からあなたを救います!

不安定な感情に悩まれていると、自分のメンタルの問題や過去のトラウマに直結させてしまうことがあります。もちろんそういった問題も見逃せませんが、不安定な感情を安定させるには、まずは身体の安定が不可欠なのです。土台となる身体が安定して、初めて様々なメンタルやトラウマの課題への取り組みが有効に働いてきます。またメンタルやトラウマの課題には、吐き出せずに感情を溜め込んでしまうという点と、ご自身の自律神経の切り替えがスムーズにいかないという点があります。両方の課題を抱えた方もいらっしゃいますが、実際に改善を目指していく場合、どちらの課題を優先して取り組むかという判断も重要になってきます。

当院では不安定な感情でお悩みの方に、次のような施術などで対応しております。

  1. 身体の不調や蓄積した疲労については、身体を優しく揺らすような施術で、その方の身体を正常な状態にしていきます。
  2. 呼吸の質の低下が見られる場合は、横隔膜や内臓への施術に加えて、正しい呼吸の指導も行っていきます。
  3. セロトニンの低下が見られる場合は、セロトニンを活性化させる独自の施術も併せて行っていきます。
  4. 感情を抑える癖があったり自律神経の切り替えがうまく出来ないようなケースでは、身体の状態が安定してきたのを見計らって、患者さんと相談しながら、必要に応じてカウンセリングや自己調整を促すようなボディワークなども行っていきます。

いずれの施術も、必要以上に痛くしたり、無理やり行ったりするようなことはありませんのでご安心下さい。

当院にはなかなか治らない不安定な感情について、心身ともに解消させる技術があります。一度ご相談下さい。

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たくや整体院 院長 藤嶋琢也【この記事の著者】
たくや整体院 院長 藤嶋琢也

【所属】
・日本自律神経研究会
・日本DRT協会
・セロトニン活性療法協会
・SEJapan(Somatelic Experiencing Japan)

【主な資格】
2014年
日本自律神経研究会
自律心体療法アドバンスコース

2017年
日本DRT協会 マスターインストラクター

2019年
セロトニン活性療法協会 上級調律師

2023年
SEP(ソマティック・エクスペリエンシング・プラクティショナー)
日本DRT協会 オーソライズドプログラム