盛岡2daysゲシュタルトセラピー・グループワークショップ

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うつ・自律神経失調症専門整体院、たくや整体院院長の藤嶋です。

 

先日もこちらで告知しました『盛岡2daysゲシュタルトセラピー・グループワークショップ』を、2月6日と7日の両日行いました。

この冬は盛岡も例年以上に雪が多くて寒い!

開催には新型コロナ対策で、マスク着用や消毒液の設置、適度な距離感など十分配慮しましたが、その中でも定期的な換気は特に必須!

だけど換気したら寒くなりすぎないかな…と思っていたら、なんとこの両日だけ寒気が抜けました!

とは言え、ここは極寒の地・盛岡。暖房が効いた室内に外気を入れるとさすがにそこそこ冷えます…^_^;

ただ、大きなトラブルもなく無事に終えることが出来ました。

今回はそのご報告となります。

 

今回は仙台を拠点に活動している、ゲシュタルト療法学会スーパーバイザーの定行俊彰さんと、アシスタントで奥さまでもある定行まさ代さんにお越しいただき、ワークをファシリテートしていただきました。

ちなみにゲシュタルトセラピー的には『カウンセラー』とはあまり呼ばず『ファシリテーター』と呼ぶことが多いです。

『カウンセラー』というのは、面接して相談相手になる…という意味らしいですが、対して『ファシリテーター』というのは流れをスムーズに進めていく進行役…という意味らしいです。

ゲシュタルトセラピーのファシリテーターは『先生』と呼ばれるのを好まない方が多いですが、それはクライアントとは対等の関係であるべき…というゲシュタルトセラピーの理念からなんですね。

今回ワークショップを開催するということで、まずは行ったのは会場の選定。

ゲシュタルトセラピーの特性上、床に横になれる和室が良いな…とか、コロナ渦なので、あまり狭いとこや換気しづらいとこはマズいよな…とか、ホントにない頭を絞って色々考えました(苦笑)。

で、紆余曲折しながら、結局盛岡中央公民館の別館和室に決定。

外見はこんな場所です。(右側ですよ。左は近代的な造りの本館)

別館は古民家を改装したとこなので、入り口もこんな感じです。

会場となった和室です。

別館の奥には庭園が広がってましたが、この冬の雪のせいで、一面銀世界でした。

軒先にはこんな立派なつららまで…。

 

このような場所で2日間、ワークを行いました。

今回参加者は計11名。

ワークショップの定番でもある、温かい飲み物やエネルギー補充に役立つちょっとしたお菓子も準備万端。(スミマセン。写真はナシです。)

最初は参加者全員が円形で集まり、今の気持ちや参加した目的などを話す『チェックイン』の時間からスタートです。(スミマセン。これも写真ナシです。初めての主催で、僕自身がテンパっちゃいました。)

今回初めての参加者が多かったので、『チェックイン』のあと定行さんからゲシュタルトセラピーについての簡単なレクチャーや、全員参加の準備運動的なワークをしてもらい、いよいよ個別ワークのスタートです。

 

(注):参加者のプライバシー尊重のため、このあとのワークの記事については詳細な内容はあえて触れないでおります。また、写真も許可を得られた方以外は加工して載せてあります。どうかご了承下さい。

 

最初に手を上げられたIさんのワークです。

静かに進んでいきましたが途中でテーマが見えてきて、最後はIさんが自分自身の今の状況に気付くまで行われました。

見ていた僕もワークの最中に飛び出した言葉を聞いて、心が痛くなりました。

 

続いて手を上げたNさんのワークです。

Nさんは身体の感覚に敏感なので、ワークの進行とともにご自身の身体に起きた変化にすぐに気付かれました。

僕が何度がお話してきたことと今回のワークでの気付きが繋がったらしく、途中で僕の顔を見たときの表情がとても印象的でした。

 

続いて手を上げたのは、男性のSさんです。

もともとそんなに雄弁ではないSさんなので、このように対面で語り合う、とても静かなワークの時間でした。

僕も前から感じていたSさんのとある特性を、結果的に改めて定行さんを通して気付いてもらう時間だったようです。

 

この日最後のワークを受けたTさんです。

Tさんはこの日残った時間が短かったので、2日目の冒頭で改めて続きを行いまして、写真は2日目のものです。

ご自身が幼少期から抱いていた…でも気付かずにいたある感情にやっと気付くことができたワークでした。

写真はアシスタントのまさ代さんを前にして、やっとその感情を言葉にできた瞬間です。

 

2人目は、Tさんのワークです。

これはワークのクライマックスの場面。

溜め込んでいた感情を、参加者の助けも借りながら、身体と声を使い外に吐き出していくワークとなりました。

徐々に声も動きも大きくなり、涙も止まらなくなったのがとても印象的なワークでした。

 

2日目午前中最後は、Sさんのワークです。

いつも冷静なSさんの中にある、意外な顔に気付くワークとなりました。

Sさんはこの日の参加者の中で、見ている方にもワーク中の身体の変化がより分かったうちのひとりです。

身体って素直だな~と、改めて思わされました。

 

午後の1人目は、Tさんのワークからスタートです。

子どもの頃から現在にいたるお悩みを話して下さったTさん。

ワークが始まって話し始めると、すぐに涙があふれ出てきました。

この日のワークは、溜め込んで出せずにいたとある感情を、言葉にしても良いんだよ…と気付いてもらうワークとなりました。

今回の参加者の中で、最も涙を流したお一人かもしれません。

 

2日間にわたるワークも佳境に差し掛かってきた午後の2人目は、今回もう一人の男性参加者Rさんです。

とてもシャイで、なかなか自分のことを話すのに時間がかかるRさん。

ワークの時間も、まるで禅問答をしているような静かな静かなスタートとなりました。

でも徐々に自分の気持ちを語りはじめ、クライマックスで先ほどワークを受けたTさんが背中に手を置くと、Rさんの目にもうっすら涙が…。

あまり気持ちを顔に出すのが得意ではないRさんですが、その分今回のワークで参加者中、最も表情が変わったお一人かもしれません。

 

トリを飾るのは、ゲシュタルト歴もそこそこあるZさんです。

とてもハードなお仕事をなさっているZさん。

今回はそんなZさんの過去・現在・未来を感じてもらうワークの時間になりました。

ご自身の今置かれた状況に気付いて、少しでも良い未来へ踏み出せると良いな…と見ていて感じました。

 

これで2日間にわたるワークショップが終わりました。

最後に今感じていることや、気付いたことなどを話す『チェックアウト』を行って、お開きです。

 

両日とも、最後に記念撮影をしました。

これが1日目。

これが2日目です。

 

次回このようなワークショップがまた行えるのか…それはまだ分かりません。

ただ、ご希望される方がいらっしゃれば、何とかして開催したいね…というのが定行さんご夫妻と僕の共通する気持ちです。

今回は当院をご利用下さった方を中心にお声をかけさせていただきましたが、もちろん当院を利用したことがない方のご参加も大歓迎です。

もしそういった機運が高まって、第2弾が開催…という運びになりましたら、またこの場などで告知させていただきます。

 

最後に全員とはいきませんが、参加された方のご感想も載せさせていただきます。

40代/女性より

当日をむかえるまで、正直とても緊張していました。でも、朝先生のお顔を見てホッとし、場の人の雰囲気が安心感に包まれていたので、リラックスできました。

ゲシュタルトセラピーを言葉で表現するのは難しいですが、自分には必要な経験だったと納得しました。心と体はつながっていることを、こんなにも分かりやすく体験でき、心身ともに軽くなったように感じます。

グループの他の方のワークは、自分と重なり、感情が動きすぎて涙が止まりませんでした。

 

40代/女性より

たくさんの気付きに出会えて正直、驚きました。(痛みや不安は怖いけど悪いものばかりじゃない)

体が教えてくれる事を学ぶことができました。他の方の話を聞き、悩みは違うけれど共感することが沢山ありました。先生があんなにすすめる意味も納得です。

是非また盛岡でワーク行うなら参加したいです。