第5回 盛岡ゲシュタルトセラピー・グループワークショップ

- update更新日 : 2022年08月15日
folder未分類

うつ・自律神経専門整体院、たくや整体院院長の藤嶋です。

盛岡ゲシュタルトセラピー・グループワークショップ第5弾の開催

去る7月17日(日)、第5回目となる『盛岡ゲシュタルトセラピー・グループワークショップ』を開催しました。

今回はそのご報告となります。

 

※前回第4回目のワークショップのご報告は、こちらをご覧下さい。

 また、こちらからは過去の全てのワークショップのご報告も見られます。

第4回 盛岡ゲシュタルトセラピー・グループワークショップ

会場は、県民情報交流センター・アイーナでした

この日は台風から変わった温帯低気圧の影響のためか、ほぼ1日中雨降りでした。

今回の会場となったアイーナの8階和室からは、普段岩手山が見られるのですが、今回はこの通り…。

以前撮った、同じアングルからの写真がこれです。

ま、まだ梅雨真っ只中でしたから、こういう日もありますよね。

 

今回も、ワークショップをファシリテートしていただくのは、仙台を拠点に活躍されている、定行俊彰さん。

会場にはいつものように、エネルギー補給のお菓子なども用意しました。

 

(注):参加者のプライバシー尊重のため、このあとのワークの記事については詳細な内容はあえて触れないでおります。また、写真も許可を得られた方以外は加工して載せてあります。どうかご了承下さい。

準備が整い、いよいよ濃厚なワークショップのスタートです

いつものように、参加者のチェックインからスタートです。

今回は、過去に参加された方が2名、初参加の方が3名、加えて見学のみという方が1名の、計6名です。

特に今回が初参加となる3名の方は緊張されているのがこちらにも伝わってきました。

ただ、冒頭で定行さんから『うまく話そうとする必要はないですよ』と話してもらい、少し緊張が解けてきたように感じました。

初めてのワークに対してアンサーとなる一言…? 4回連続の参加となるSさん

最初に手を挙げたのは、第2回から4回連続でのご参加となるSさん。

参加するたびに、薄皮のような色んな問題が剥がれ落ちていくようです。

ただ今回のワークの中で、初めてご参加いただいたときの問題に対して、予想すらしてなかった一言がSさんの口から…。

でも、見ていた僕は『Sさん、やっとこの言葉が出ましたね』と、思わず心の中でガッツポーズしてしまいました(笑)。

その後、ご自身が頑張ってきた年月を振り返り、そのときのSさんの目にはうっすらと涙が…。

 

Sさんから発せられた一言は、周りの人も思わず笑ってしまうくらいの一言でしたが、同時にこれからのSさんの未来を照らし出してくれる光のように思いました。

継続してワークショップに足を運んでくれるSさんだからこそ、その奥にある様々な感情が力になるのだな…と思わせてくれるワークでした。

子供の頃に根ざした問題とは…? 前回に引き続き2回目の参加となるKさん。

2番目は、前回に引き続き2回目のご参加となるKさんです。

前回は少しでも安心感が得られればと、ご主人もご一緒の参加でしたが、今回はおひとりでの参加です。

それだけでも、Kさんの中に小さくない変化があったのだな…と思いました。

今回はKさんが長年悩まされていたことの核心、幼少期の体験についてお話されました。

話をしていくKさんの中に、前回の主なテーマとのつながりを感じたのか、定行さんはゆっくりとKさんに語りかけました…。

自分が無意識のうちに行ってきたことの意味を知ったとき、Kさんの目にもうっすら涙が…。

 

今回のKさんのお話は、当院にお越しの際に僕もあらかじめ聞いていました。

今回やっとそのテーマを扱うことができて、見ている僕も嬉しくなりました。

 

まだすべてがクリアになったわけではありませんが、ゆっくりとKさんのペースで、この問題に取り組んでいってほしいなと思いました。

ツラい経験から自分をまもってきたものとは…? 今回が初参加となるMさん。

3番目は、今回が初参加となるMさんです。

ここからは、全員が初参加となります。

 

初めてのご参加にもかかわらず、ご自身のツラい経験をお話してくれたMさん。

あまりにもツラすぎる内容のため、定行さんがご自身の身体で受け止めきれず『一度整理させて』と、時間を作ったほどでした。

ワークが進んでいく中で、Mさんの口から、ある一言が出てきました。

その言葉を聞いた定行さんがMさんに『その頃の自分に話してみて』と言うと、その目に涙が…。

ある気持ちが、ずっとMさんご自身を守ってきたのです。

本当の強さとは何なのか…それを考えさせられるワークとなりました。

 

まだMさんの解決に向けての旅は始まったばかりです。

ただ、少しずつでも良い方向へ向かっていってほしい…そう願わずにはいられないワークとなりました。

抱えていたストレスの奥に隠れていたものとは…? 今回が初参加となるIさん。

4番目も、初参加となるIさんです。

 

最近まで抱えていたストレスについて、淡々と語りだしてくれたIさん。

そこから、ご家族の話や学生の頃の話へと広がっていきます。

その話の中から、何かを感じ取った定行さんは、アシスタントの雅代さんを相手に、Iさんにちょっとしたゲームを提案しました。

それを繰り返していくと、徐々にIさんの表情にも変化が…

ずっと影に押しやっていたものに気付いたとき、ストンと腑に落ちた表情をされたのが印象的でした。

 

うまく生きていくために影に押しやったものが、却って生きづらさを感じさせてしまう…皮肉な話ですが、現実ではよく起こりうるのです。

Iさんの今後が、本来のIさんらしい人生になれば良いなと、改めて感じさせられました。

不安感の奥にあるものとは…? 今回が初参加となるTさん。

今回のトリを飾るのは、これも初参加のTさんです。

 

『ちゃんと話せるか心配』と僕に伝えて下さったように、始まる前から緊張しているのがありありと伝わってきました。

ただ、ご本人の心配をよそに、しっかりと正直にご自分の言葉でお話してくれ、定行さんの問いかけにも答えてくれました。

子供の頃のある出来事をきっかけに、常に不安を感じていたTさん。

定行さんとのゆっくりとしたやり取りの中で、その不安感が担っていたある役割に気付いたようです。

終わったあとですが、Tさんが『定行さんが話してくれたことと、僕が何度かアドバイスしたことが、同じ内容だった』と、あとからお話してくれました。

 

Tさんには何度かこのワークショップをお勧めしていたので、今回やっとその第一歩を踏み出せることとなりました。

色々クリアにしなければならないこともありますが、今日のTさんなら乗り越えていけると思います。

ワークショップ後の記念撮影

本来ならチェックアウトを終えてから記念撮影をするのですが、今回途中で帰られる方がいらっしゃったので、午前中のワークが終わった後の撮影となりました。

盛岡ゲシュタルトセラピー・グループワークショップは、年内あと1回の開催を予定しています。

 

次回は2022年8月27日(土)に行います。

こちらは既に定員が埋まっている状況ですが、見学であれば参加はまだ可能です。

 

また、来年の2023年の2月4日(土)と5日(日)に、2日間にわたって行われる第7回の開催も決定しています。

こちらは現在参加者募集中ですので、ご興味のある方はいつでもご連絡下さい。

 

最後に、今回ご参加いただいた方のご感想をいくつか載せさせていただきます。

 

20代/女性より

参加者が女性で、年代も近い気がして、1つ安心する点でした。

他人の話なのに、自分の身体が反応して涙が出たり、自分自身とても驚きましたが、今まで気付かなかった新しい感覚も出てきたりと、何度もワークを受けている気持ちになりました。

沢山の感情がうずまいて、少し疲れましたが、参加できて本当に良かったなと思います。

自分の中で、スッと何かが通ったような、そんな感覚です。

今回このような機会を作って下さってありがとうございました。

また、参加してみたいです。

 

30代/女性より

こんなことを相談しても良いのかなと思いながら話し始めたが、あたたかくまっすぐ受け止めてくださって、ありがたかった。

自分の話をしている時も、他の方の話を聞いている時も身体の感覚、その場の空気の流れが変わったような感覚になれました。

少し疲れましたが、とても心地良い時間でした。

 

30代/女性より

参加する前はどんな雰囲気なのか不安でしたが、とても落ち着いた空間で良かったです。

今まで悩んでいた事を人に話す機会がなかったのですが、お話した後の呼吸が楽になったのには驚きでした。

1対1で話すより、様々な悩みを抱えた方々の前でお話しする事に意味があると感じました。

帰りの車の中で何かすっきりしたような心地良さを感じ、少し前向きになれた気がします。

定行先生に教えてもらった事を今も思い出し、自分を認めてあげることの大切さを知れました。

 

30代/女性より

今回2回目の参加でした。

同じ年代の女性(参加者)のみだったので、和やかな雰囲気でした。

自分の中の奥底にあったトラウマを吐き出し浄化することができました。

このセラピーを受けると受けるだけ本来の自分を取り戻し、生きやすくなるんだなあと実感しています。

心が不安定、生きづらいなあと思っている方には、本当に本当におすすめしたいセラピーです‼

本当にありがとうございました。